テクノの第一世代はトロピカル風味

 

今回からは趣向を変えて、アルバムにフォーカスを当てて、書いてみたいと思います。

配信が音楽に接する中心になり、プレイリストやポッドキャストなど、アルバムと言う概念が希薄になっているこの時代ですが、老人の戯言をお聞きくださいね。



では最初は、YMOのアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」[US版]について書いてみたいと思います。

最近、書く事に迷っている日々が続きました。

ならば、書きたい順に書こうと思った次第です。



実はこのアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」はミックスの違いと、少々の曲を入れ替えて、2つのバージョンがあります。

一つは日本でそのまま売り出された当初のバージョン。

そして、そのアルバムがアメリカのレコード会社の目に留まり、ミックスをし直して、少し曲を入れ替えたバージョンが、この[US版〕というものです。



このころ、オンタイムな体験とは言え、まだまだ若く小学生だった私は、YMOのデビューからきちんと時系列で聴くはずもなく、大ファンだった兄が買ってきた順番でアルバムを聴いていました。

と、言うわけで、このバージョンが私の最初のYMOとの遭遇となった訳です。(笑)



このころの電子音を取り巻く環境は、今ほどありふれてはいませんでした。

ゲームもまだまだ黎明期。

100円玉を入れて楽しむものでして、今で言うゲームが出来るようなPCも家庭用ゲーム機もありませんでした。

私の育った環境ですと、デパートや大手スーパー、それから遊技場としてのスケート場やボーリング場などに、その筐体が置いてあり、子供たちや大人たちまで100円玉を入れて楽しむものでした。

そこで聞こえていた音たちが、M-1、M-5の「コンピューター・ゲーム」という曲の中にに入っていました。



全曲書けば、長々書けてしまうほど、大好きな曲ばかりのアルバムですが、一つだけお気に入りを書く事にします。

M-3の「シムーン」です。

リマスター版のSpotifyのデータだと、このアルバムの中では人気がない曲のようですが、僕は大好きです。



アラブやアフリカ地方で起こる、熱波を伴う砂嵐の名を冠したこの曲は、ボコーダーが歌う、なんともエキゾチックなサウンド。

いかにも、軽々と国境を超える音楽性の持ち主である、細野晴臣さんの曲らしいと思うのです。

トロピカル3部作を制作した後の、HOSONOサウンドが、ここに結実したように思えます。

どこぞの民謡?と言われそうな、普遍的なコードやメロディ。

しかし、それでいて彼にしか作れない曲調は、当時小学生だった私には刺激的過ぎました。(笑)



それでは、このアルバムのリンクとお薦め曲のリンクを最後に置いておきます。

是非、お時間を作って聴いてみてくださいね。

Written by hirokutsu


イエロー・マジック・オーケストラ〈US版〉(2018 Bob Ludwig Remastering) /  YELLOW MAGIC ORCHESTRA
https://songwhip.com/yellowmagicorchestra/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%80%88us%E7%89%88%E3%80%892018-bob-ludwig-remastering

 

Yellow Magic Orchestra - Simoon (1978)


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