第4のYMOメンバー

 

今回はLOGIC SYSTEMを操る第4のYMOメンバーこと、松武秀樹さんをご紹介したいと思います。

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は、細野晴臣さん、坂本龍一さん、高橋幸宏さんのお三方と言うのは、ご存知の方も多いと思いますが、機材面でのバックアッパーとして松武さんのご活躍があったそうです。

まだまだ、シンセサイザーというものが普通には無かった頃のお話ですが、大阪万博(1970年)の頃にバッハの楽曲をモーグシンセサイザーにて自動演奏したアルバム、「スウィッチト・オン・バッハ(Switched-On Bach)」を聴いて、シンセサイザー或いは自動演奏というものに興味を持った松武さん。

興味が膨らみ、「世界のトミタ」こと、冨田勲さんの会社に入ってシンセサイザーの勉強を始めます。

まだまだ、モーグシンセサイザーが日本には数台しかなかった頃だそうです。



その興味は尽きず、結局ご自身でもモーグを購入。

通称「たんす」と呼ばれるモーグⅢCは、いまだ現役。きちんと音が出るそうです。

私は実際に音を出すところは見たことはないのですが、シンセサイザーのフェアのような企画展で、何回か実物を見た事があります。

運ぶのも大変そうな、本当に「たんす」とは良く言ったもので、黒い本体の操作部分と木目のケースが異彩を放っていました。



1970年代後半には、YMOメンバーとの交流が始まり、様々なレコーディングに参加。

その頃、彼は「マニピュレーター」と呼ばれていました。

私は子供心にカッコいい職業だなぁと思っていました。



この「たんす」や他にも多くの機材を持って、YMOのワールドツアーにも参加。

これは本当に大変だったと思います。

電気的な方式は、国によって違いますので、出てくる音やセッティングをいちいち変えないと大変なことになるのは予想がつきます。



この頃のシンセサイザーは音色をセーブする事も出来はしましたが、時間がかかるものでした。

皆さんがご存知の旧式のアナログの頃のモデムの方式を使って、音声データを流し込む事で、音色を再現していたのです。

ですので、複数のセットを使って、一つをLive中の曲用に流して、他のセットで音色データやシーケンスデータをロードすると言う、今では考えられない程の労力をつぎ込んだLiveだったと思います。



ご自身のユニットはLOGIC SYSTEMと銘打ち、様々な活動を行っていまして、海外でも活動したりもしています。

日本シンセサイザープログラマー協会では理事さんとしてもご活躍。

私もこちらの協会でMIDI検定と言う物を受けさせて頂きました。



技術的な裏付けの上に成り立つ、音楽的な思考は現在でも貴重な才能だと私は思います。

そして、なんと言っても、YMOのメンバーさんとの裏話が聞けるお話がとても興味深いです。

これからも音色に命を掛ける職人的ミュージシャンとして、ご活躍を期待しています。



リンクには、LOGIC SYSTEMのアーティストリンクを置いておきます。

懐かしのシンセサウンドをお聞きください。

Written by hirokutsu


LOGIC SYSTEM アーティストリンク
https://songwhip.com/logicsystem


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