ダニ・アウベスの帰還とシャビの執念を見たコパ・デル・レイ3回戦

 

今回は2022年1月6日の朝に行われた、コパ・デル・レイ3回戦、リナレス対バルセロナの試合の感想などを書いてみたいと思います。

スペインはアンダルシア州、わずか人口が6万人を超えるか超えないかの町、リナーレスにて行われた、コパ・デル・レイ。

3回戦という事は、ベスト32となっていて、リナーレス・デポルティーボ(以下リナレス)と言う地元のチームは現在3部に所属するクラブなのだそうです。

放送を見ても、こじんまりしたスタジアムで、収容人数はわずか8千人。

グラウンドレベルとスタンドが近く、カメラの位置もかなりグラウンドに近い撮り方になっていました。



コロナの影響はどのチームにもありまして、陽性を示した選手は基本的に帯同せず、FCバルセロナと言えども今回はAチーム登録選手はわずかに12人。

怪我人も多くかかえるブラウグラナはとてつもなく苦しい台所事情に追い込まれていました。

その中で楽しみなニュースは、東京オリンピックでのブラジル代表の活躍も記憶に新しいダニ・アウベスの帰還。

彼の帰還を祝うように、シャビ監督は3バックを採用。

右ウイングバックにダニ・アウベス、左のウイング・バックはジョルディ・アルバと言う、黄金期を知るクレにはたまらない布陣となりました。



キックオフは日本時間で午前3時30分。

リナレスはかなり研究をしてきました。

特に守るという行為について。

バルセロナのお家芸でもある、近めのトライアングルを使ってマークを外す、オートマチックなパスも、途中で切られてしまいましたし、かと言って縦パスを通せるかと言うとそうでもない。

苦し紛れに出す縦パスほど危ないものはなく、リナレスはそこをカットし、一気に少人数でカウンターを仕掛ける能力を持ちあわせていました。



そして先制点はリナレスの方に入ります。

前半18分。

リナレスの右サイドからのクロスに合わせる7番ウーゴ・ディアスのヘディングはバルサのゴール右に吸い込まれていきました。

バルセロナはいつもの通り、ポゼッションは80%を超えるものの、決定機は少なく、上手く相手チームに守られていました。

前半は完全にホームであるリナレスのものでした。



しかし勝利への執念を燃やし続けていたのは、シャビ監督でした。

後半の開始から3人の交代。

アラウーホ、リキ・プッチ、イリアスをout、フレンキー・デヨング、ピケ、デンベレを投入。

この交代に私は、諦めていないどころか、必ず勝ちに行くというシャビ監督の強い意思を感じました。



選手がこの意思を感じないはずはありません。

62分、右寄りの中央からパスを受けたデンベレがターン。

そのまま持ち込み、遠くからのシュートはカーブをしながら軌道を描き、リナレスゴールへ。

69分、畳み込むように、今度は左からジュグラがドリブルから流れるように押し込み逆転。

終わってみれば1ー2のスコアで、バルセロナの勝利となりました。



まだまだ成長過程でもあり、一時期のような完全なサッカーを見せられるとは言い難いバルセロナ。

しかし、良いニュースが少しずつですが見えてきました。

右サイドのダニ・アウベスはさすがのひと言。

攻撃の起点にもなりますし、ボールが彼のところで落ち着きます。

ポジショニングが的確なためマッチアップする選手は相当な仕事を要求される事になります。

攻め上がれば、的確なクロスがピンポイントで放り込まれます。

相手キーパーやディフェンダーは大変でしょう。

この試合では、ずっとスタメンを張っているはずのアルバのサイドを逆に狙われるというような事になってしまいました。

リナレスの1点目はまさにアルバのサイドからの崩しによるものでした。



悪いニュースとしては、アラウーホとフレンキー・デヨングの怪我。

大きな怪我でない事を祈っています。

バルセロナは医療チームも精鋭である事は疑いの余地はありませんが、シャビ監督はそこにもメスを入れたようです。

トップを含め、かなりの医療スタッフの交代を命じたと言うニュースも伝え聞いています。

確かに、強硬な日程が原因だけではないような怪我人の多さ。

医療や栄養などの選手の体の基礎を作る作業にも、シャビ監督はきちんと対処しているようです。

そして、試合に入れば、今日のような思い切った采配も見せてくれています。



クレの皆さんは、気が短い所もあるので、結果がすぐに欲しくなってしまうかもしれませんが、ここまでは間違ってはいないと言えるのではないのでしょうか。

予算の都合もあります。ファイナンシャル・フェアプレーの枷もあります。

簡単な仕事ではありません。

その中で、勝っていく事が出来ていますので、選手一人一人にシャビ監督の血が回り始めるまで、クレの皆さん、もう少しの辛抱です。(と、自分にも言い聞かせています。)

「あの時はひどかったなぁ。」と、笑って言える日が来るまで、応援し続けてみたいと思っています。

様々な経験のある、息の長いクレの皆さんは、最後に勝つチームの少なさを知っていると思います。

確かに見るに堪えない試合も、まだあるのも事実なんです。

でも、結果は出始めています。

あとは内容が付いてきて、シャビ監督の表現したいサッカーを目の当たりにする日をゆっくり待っていようと思います。



それでは最後のリンクには、当該試合のページにリンクさせて頂きます。

DAZNの有料ページですので、ご覧になれる方は是非。

ダイジェストもございます。

Written by hirokutsu


リナレス vs バルセロナ : コパ・デル・レイ 3回戦 (有料ページ)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:67xvtu9xw644uw94o9mjfrg9g/67xvtu9xw644uw94o9mjfrg9g

 

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