PCM時代のワークステーション
今回はKORGのデジタルワークステーション、M1について書いてみたいと思います。
KORGというメーカーも、国内外にファンを持ち、一本筋の通った音作りをしている老舗楽器メーカーです。
資本的にはYAMAHAさんの参入もありますが、独自の商品ラインナップはその個性を残したままです。
部品供給などではYAMAHAさんの部品を使う事もあり、実際このM1と前述のYAMAHA DX7の鍵盤はYAMAHAさんの開発したセミウェイト鍵盤を採用しています。
実はこの鍵盤は電子機器らしくなく、とても優秀な鍵盤だったのです。
ミュージシャン達にとても評判が良く、M1をサウンドメイキングの核に据える方も多かったように見受けられます。
プレイヤーに向けて鍵盤のタッチにまで気を使うところが楽器メーカーとしてのプライドかもしれません。
音源はフルデジタルのPCM音源。
様々な音色のサンプルがたっぷり入っており、しかもプリセットの音色も優れていたため、音を選んだらそのままシーケンサーでレコーディングと言う、現在にも通じるDTM的アプローチも数多く見受けられました。
PCMの恩恵はなんと言ってもピアノ音。
これはもう本物?と間違うくらいの品質に。
そして、サウンドの出所には高品質の独立した2系統のエフェクター(ステレオ!)がありますので、プロの要求に耐え得るサウンドがこの一台で完結してしまうという、まさにワークステーションと呼べるものでした。
シーケンサーは8トラック。
マルチティンバー対応で同時発音数は16。
どれも当時のスペックからは驚くほどのものでした。
しかも値段もお得感たっぷり。
ですので、M1は売れに売れた名機となりました。
公称10万台のベストセラーとなったのでした。
現在M1はMacやPC用のソフトシンセとなっています。
サンプル音源等も聴けますので、ページを訪れてみてはいかがでしょうか。
「ああ、あの音!」と、きっと聴いたことのあるサウンドが詰まっていると思います。
Doctor Mixさんの紹介動画と共にどうぞ。
Written by hirokutsu
Korg M1 Synthesizer: Famous Sounds / Doctor Mix
M1 V2 WORKSTASTION / KORG
https://www.korg.com/jp/products/software/kc_m1/

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