チャップリンの涙を見たラテンバンド
今回はラテンバンドのジプシーキングスについて書いてみたいと思います。
いい曲は多くても、個人的にはあまり深堀りしないバンドでした。
調べてみると様々な要素が詰まった、とても深いバンドだったのです。
それに改めて聴いてみると、なんと言っても気持ちのいい人たちの演奏に聴こえます。
私のジプシーキングスのファーストインパクトは、時代劇「鬼平犯科帳」のエンディングテーマに「インスピレーション」という曲が使われていた事でした。
ガットギターの哀愁あるサウンドが、人の機微を細かく描いた時代劇を終演させる恰好の曲に思えました。
しかもベースの音使いがとても綺麗なんです。
控えめなのに、重みのあるベールラインで、ピュアなギターサウンドの要となっているように思われました。
ベーシストはジェラール・プレヴォーさんと言う方らしいです。
この音楽を一度聞いた人は、フラメンコをルーツに持つ事は分かると思います。
でも、スペインではなく、フランスは南仏プロバンスのバンドなんです。
フラメンコに南仏のラテン要素が入った、ルンバ・フラメンカと言うそうです。
しかも、いい感じにシンセやポップスの要素がクロスオーバーするこの感覚は、本当にワンアンドオンリー。
彼らにしか出来ないサウンドだと思います。
一つ彼ららしいエピソードを書いて、終わりにしたいと思います。
まだ世界的に売れる前に、巡業で回ったスイスのレストラン。
彼らの演奏を聴いた老人が涙を流したそうです。
分かります。
どこかツボに入ると音楽は簡単に泣けるものになります。
少なくとも私はそうです。
その老人の名はチャップリン。
「かつて世界中を泣かせた人物を俺達が泣かせたことが本当に嬉しかった」とギター・ボーカルのチコ・ブーチキーさんは言いました。
それではお別れにリンクを多めに置いておきます。是非お聴きくださいね。
涙のお話があったので、湿っぽい音楽かと誤解される方もいるかもしれませんが、彼らの音楽はとても明るいです。
南仏プロバンスの太陽のように。
Written by hirokutsu
Gipsy Kings / Gipsy Kings (アルバムリンク)
https://songwhip.com/gipsy-kings/gipsykings
Gipsy Kings - Inspiration (Audio)
Gipsy Kings - A Mi Manera (Comme D'Habitude) [Audio]

コメント
コメントを投稿