ミニモーグの良きライバル

 

今回はモーグと共にファンの多い、アープ(ARP)というシンセサイザーメーカーのオデッセイというマシンを紹介したいと思います。

このアープというメーカー、モーグよりは後発ではあるのですが、かなりモーグの動きとシンクロして製品を出していて、実際ライバル関係にあったように思われます。



モーグもアープもタンスの様にでかい筐体の頃のお話(モーグ・モジュラー&アープ2500など)は、私は時代的に体験していないので、もう少し後の筐体が小さくなったシンセサイザーが出た頃のお話をしたいと思います。

と言っても、プロの方々が愛用していたのを見ていただけでして、実際触ったことは無いです。

その頃テクノキッズだった私には手が届かない程の価格でしたし、このあたりの機材は残っていても状態の良いものは値崩れせず、ずっと高値をキープしているので購入するチャンスはありませんでした。



アープを代表するシンセサイザー、オデッセイが発表されたのが1972年の事。

対してモーグのベストセラーシンセ、ミニモーグが発表されたのが1970年。

どちらも名機ですので、比較をしながら書いていってみたいと思います。



まず、ルックスはツマミが中心のミニモーグに対して、アープはスライダー。

使いやすさは好みが分かれるところだと思います。

個人的にはRolandのシンセに慣れている私は、スライダータイプの方が好きかもしれません。



モノフォニック(単音)のミニモーグに対して、2つあるVCOをセパレートで使う事も出来る2音ポリフォニック(デュオフォニック)のアープオデッセイ。

後発の優位性を感じます。



前に記事で紹介しましたYMOの細野晴臣さんは、初期の頃のYMOの楽曲のベースラインを、主にアープオデッセイで作ったと言うのはかなり知られたお話です。

今聴いてみてもかっこいいシンセベースの音たち。

その秘密はアープオデッセイだったのかもしれませんね。

後に電気グルーヴで活躍する、砂原良徳さんもアープオデッセイをいじってみて、YMOの音作りが分かったとおっしゃっていました。

それだけの価値ある存在だったのでしょう。

ソフトシンセでもモデリングされたり、コルグやベリンガーと言った他のメーカーが復刻版を出す程の名機であるアープオデッセイ。

オデッセイでしか出ない音は、まだまだあるようですね。



最後のリンクは新生アープのホームページとハービーハンコックがオデッセイについて語るインタビューをご覧いただきます。

Written by hirokutsu

 

ARP ホームページ
http://www.arpsynth.com/jp/

 

Herbie Hancock with the ARP ODYSSEY


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