フィルターが発振しないアナログシンセ

 今回はアメリカのオーバーハイム社が1983年に発売したアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー、Oberheim OB-8について書いてみたいと思います。

一番の特徴はそのフィルターにあります。

モーグやアープは24db/octという強力なフィルターを持っている事がサウンドの特徴でした。

もちろんレゾナンスを最大に上げると発振して、フィルター自体が音源になってしまう事があります。

そのサウンドも一つのシンセサイザーの特徴でもありました。



それに比べて、オーバーハイム OB-8は12db/octのフィルター。

フィルター発振はしません。

しかしそのフィルターはとても繊細、そしてクリア。

様々な設定が出来るように設計されていたようで、OB-8の持つオッシレター(発振器)の素性の良さとも相まって、独特のサウンドを生み出す事に成功しました。



このシンセサイザーが使われた曲で有名なのは、80年代のヒット曲、ヴァンヘイレンの「Jump」のイントロでしょうか。

後に紹介するDoctor Mixさんの動画においても、このシンセサウンドを始まりに持ってきています。

確かにあのシンセリフは、一回聴いたら忘れられません。

聴ける方は間奏にもこのシンセサイザーが使われている事に気付くと思います。

この存在感がオーバーハイムです。



アメリカのシンセメーカーらしいカラッとしたクリアな音とエディットの面白さを併せ持つ、魅力的なシンセサイザーOB-8。

最後のリンクにはイギリスはロンドンのシンセ小僧(笑)、Doctor Mixさんの紹介でOB-8の魅力や音作りのヒント等を動画にて。

オーバーハイム・シンセサイザーの魅力がたっぷり入った動画です。

英語の動画ですが、そんなに難しい単語は言っていませんので、誰でもご覧になれると思います。

Written by hirokutsu

 

The Oberheim OB-8 In Action / Doctor Mix

 

Jump / Van Halen 


 

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