LAという名のシンセシス

 

今回はRoland社のデジタルシンセシス、LA(リニア・アリスメティック)音源について書きたいと思います。

Roland社も日本を代表するデジタル楽器メーカーです。

こちらも国内、海外を問わず熱狂的なファンを持つ、シンセサイザーやドラムマシンを数多く輩出しているメーカーです。



前出のYAMAHA DX-7で、デジタルシンセサイザーの革命が起きました。

YAMAHAに対抗すべくRolandがデジタルシンセサイザーに採用したシンセシスがLAと言う方式でした。

派生モデルも色々あるのですが、有名な機材はD-50と言うシンセサイザーに積まれていました。

 


このころはまだまだメモリと言うものが、価格として高かった時代。

サンプリング(PCM)で全ての波形を賄えなかった時代のお話です。

いわゆるハイブリッド方式と言いまして、音の始まりの部分(アタック)をPCMの音で再現し、その後伸びてくる部分を普通のアナログシンセサイザーにもあった、矩形波やノコギリ波を使うという、今考えると苦肉の策でした。

でもそれが、とても個性的な音になり、一時代を作る音源となりました。



エフェクターが内蔵されているのも、当時珍しい事だったと記憶しています。

過去を遡ると私も使っていたJUNOと言うアナログシンセサイザーのシリーズではコーラスが付いていたりはしたのですが、このD-50はデジタルのリバーブとコーラス、そしてイコライザーまで付くと言う贅沢な物でした。



D-50が使われている有名なアルバムとして、マイケル・ジャクソンの「BAD」のリンクを上げておきます。

様々なカラフルな機材が使われていると思われますが、Roland D-50も核になる機材だったと思われます。

今聴いても色褪せていない、粒立ったデジタルシンセサイザーの音たちが聴けるアルバムです。

シンセサイザーの流れの中で、LAシンセシス搭載のD-50は、確実にその個性を発揮した名機と言えると思います。

Bad(Remastered) / マイケル・ジャクソン (Spotify)
https://open.spotify.com/album/3Us57CjssWnHjTUIXBuIeH?si=2kmMPJf5S121NRBqfriV9w&dl_branch=1

Bad((Remastered)) / マイケル・ジャクソン (Amazon Music)
https://music.amazon.co.jp/albums/B0773QNWG9?ref=dm_sh_eadb-1af1-787a-a25d-b1b8b

 

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