今は普通な”異端児”

 

今回は作曲家エリック・サティについて書いてみたいと思います。

サティはフランスの作曲家で、以前ご紹介したドビュッシーやラベルにも影響を与えた方です。

いわゆる”西洋音楽”としての、彼が登場するまでの音楽(クラシック)は調性も厳密にあり、かっちりとしたものであったのが、もう少しはみ出してみよう、この音も使ってみよう。

そんな実験の中から生まれたような新しい音楽だったらしいです。

それはまた、現代音楽の作家の中に彼のファンが多い事も、彼の音楽の魅力を物語っているものでしょう。



旋法として、教会旋法を取り入れたのもサティの功績だそうです。

旋法は英語で言ってしまえば”モード”(ミュージカル・モード)。

このモード、現代になって使われているジャンルがあります。

そう、私の好きなジャズの世界です。

モードジャズなどと呼ばれるものもあり、様々な旋法をアドリブ(インプロビゼーション)のヒントにしている演奏が多くあります。



ドビュッシーの時にも書きましたが、音楽の可能性を広げるヒントには、先人達の様々な努力があり、その発見にジャンルは介在しません。

サティから始まるモードの考え方は、海を越え時間を超えて、現代のジャズの世界にも浸透したのです。



当時のサティはこれまでのクラシックとは違い、異質なもの異端なものと言う評価だったそうです。

厳密な調性からは、はずれてしまった部分を持つ彼の音楽は、楽譜表記にも調号を外し、一音ごとの臨時記号にて調音され、拍子についても同じように全てに有効な拍子記号などは廃止されました。

この考えも、現代音楽としては、普通の出来事となってまいります。

サティさんの音楽はほんの少し早すぎたのかもしれませんね。



それでは最後にサティのアーティストリンクを貼っておきます。

たくさんの作品がありますが、有名どころだとジムノペディとグノシエンヌあたりを目安に聴いてみてはいかがでしょうか。

Written by hirokutsu

エリック・サティ アーティストリンク(Spotify)
https://open.spotify.com/artist/459INk8vcC0ebEef82WjIK?si=FsC0XIRbTWSnntV0CUohCg&dl_branch=1

エリック・サティ アーティストリンク(Amazon Music)
https://music.amazon.co.jp/artists/B009ATIQEO?ref=dm_sh_8d23-33a2-922b-1251-69c75

 

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