ボサノヴァの神様の最大のギフトは
今回はジョアン・ジルベルトのアルバム「Amoroso」について書きたいと思います。
ジョアン・ジルベルトと言うと、テナーサックス奏者であるスタン・ゲッツとの共作「Getz/Gilberto」があまりにも有名ですが、この「Amoroso」もたまらなくジルベルトの良さが詰まったアルバムです。個人的にはこちらの方が好きです。日本人にも馴染み深い楽曲、「ベサメムーチョ」も入っています。
私の好きな曲は何と言っても2曲目の「Estate」。最近はサブスクで音楽を聴く事が多いのですが、アルバムを選ぶのが面倒な時は、気分でプレイリストを利用します。これはありがたい機能ですよね。ただ、気分に合ったプレイリストが見つからない場合は、リコメンドとかオン・リピートなど自分向けのもの(再生履歴でソートしてくれるもの)を利用します。80年代ポップスからジャズからボサノヴァ、テクノもエレクトロニカも、クラシックまで聴くので、リコメンドもののプレイリストはそれはそれはごちゃごちゃに。(笑)
ある時、リピート系のプレイリストを聴いたところ、作った自分の曲の後に、「Estate」がかかったんです。そこで涙が・・・。何の涙だったのでしょう。今も分かりませんが、それだけジルベルトの歌声はぐっとくるものがあります。音楽で泣ける。この感覚を持つのは、意外と少数派なんだそうです。私は少数派の中の少数派。定期的に音楽で泣いています。
さあ、タイトルでもあるギフトのお話を少し。アントニオ・カルロス・ジョビンはボサノヴァのコンポーザーとしても、プレーヤーとしてもシンガーとしても、たくさんのギフトを頂いて、活躍したボサノヴァのゴッド。ただ、ボサノヴァの神様は、本当はジルベルトにギフトをたくさん与えた様に思います。ジョビンより長く生きる寿命も与えたかな?歌、歌声、ギター、リズム。ボイシングもハーモニーも、そこでなくてはならないギフトを頂いたジルベルトが、このアルバムから語りかけます。
ボサノヴァの全てが詰まった「Amoroso」。一曲として捨て曲はありません。始まったと思ったら、一気に最後まで聴いてしまうこのアルバム。終わったころには彼のとりこになっていることでしょう。リオのビーチに注ぐ強い日差しを想いながら。
ジョアン・ジルベルト「Amoroso」アルバムリンク(Spotify)
https://open.spotify.com/album/2SQ2YrWlVLAZ05jogsM5bH?si=GHCmEEWSRc2XiW89mohrnQ&dl_branch=1
ジョアン・ジルベルト「Amoroso」アルバムリンク(Amazon Music Unlimited)
https://music.amazon.co.jp/albums/B00IPEM3OE?ref=dm_sh_61eb-ce08-ad27-bbfe-c6ecc
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