80年代にM-BASEと呼ばれる音楽がありました
M-BASEと言われる音楽が、昔ありました。
ジャンルで言うとジャズの範疇だと思います。今回はM-BASEについて書きたいと思います。
M-BASEとは、"Macro-Basic Array Structured Extemporization"の頭文字を取ったものでして、日本語にすると「構造化された即興のマクロ基本配列」と言う感じになりますか。
1980年代のジャズは、新伝承派と呼ばれるストレートなジャズを趣向する一派と、対してブラックミュージックの総合的な融合を目指す感じのM-BASE派があったように覚えています。
もちろん個々人の解釈がそれぞれ成り立つジャズと言う音楽なので、様々なアプローチがあった事は確かです。
M-BASEの中心人物である(と言われる事を彼は非常に嫌っていました。が、中心に居る事は明らかでした)、スティーブ・コールマンは、M-BASEのコンセプトを五つの柱として、即興と構造、現代の関連性、人生経験の表現としての音楽、創造性と哲学的広がりによる成長、非西洋の概念の使用と言った事を挙げていました。
いわゆる5要素。Five Elementsですね。
実際に当時のリスナーだった私の聴いた感想を色々書いてみると、その特徴としてまず変拍子が挙げられるでしょうか。
普通の音楽は4拍子のものが多いです。
しかしM=BASEの音楽は奇数、5拍子とか7拍子、11拍子までありました。
これで難解な音楽だと感じてしまう方も多かったと思います。
リズム感を完全に崩される感覚を受けた記憶があります。
しかも、5、7、11、と言った変拍子の曲を何曲か聴かされた後に、急に普通の4拍子を持ってこられると、崩されたリズム感のせいで、4拍子に聴こえなくなるような、聴こえ方の変化もありました。
私としては、かなり面白い体験だったように記憶しています。
そしてファンクなどに通じるタイトなリズム。
M=BASE派のドラマーは皆テクニシャン。
とてもタイトなのに、リズミカル。
リズムキープだけでなく、曲をリードするようなドラミングをしていました。
ともすれば難解になりがちな変拍子を、分かりやすく、”乗れる”音楽に昇華させたのは、リズム隊のおかげだと考えます。
そのリズムに対して、単純化したメロディラインをリード楽器がなぞります。
インプロビゼーションは十分に行いますが、元になるモチーフと言うかメロディラインはかなり単純化されたものであると、私は考えます。
これは、どこかを単純化しなければ、とても分かりづらい音楽になってしまう、と考えたのではないか。
と私は推測しています。あくまでもリスナー視点ですが、もともと変拍子でとっつきにくい部分は否めないと思います。
コードにおいても難解な部分が多いジャズと言う音楽。
なので、基本になるメロディーを少し分かりやすくしたのかな?と解釈しています。
長くなってしまいました。最後にSpotifyとAmazon Music Unlimitedのリンクを貼っておきますね。
よろしかったら聴いてみてください。
Steve Coleman and Five Elements
Spotify
https://open.spotify.com/artist/6LObco8XNPRvibwCLlGDRQ?si=csXo84QmRNqlj7kgTr7XZA&dl_branch=1
Amazon Music
https://music.amazon.co.jp/artists/B003MDLONY?ref=dm_sh_322f-ba27-7f1f-e138-9d188

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